毎月とは言わないまでもシーズンごとに新製品が出てくるデジカメ。
(ちなみにデジカメとは、デジタルカメラの総称のことです。よくコンパクトデジカメのことをデジカメと呼び、デジタル一眼カメラと分けて言われることがあるので念のため)

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)にしろデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)にせよ、これだけ世にカメラの種類があるとどれを選んだらいいのかという悩みは尽きないものです。

デジカメに限らずデジタル家電は、後発機種のほうが機能が充実するため、新製品発売をにらんでの購入するタイミングも難しいところ。

自分に合ったカメラにたどりつくには、どのように選んでいったらいいのか、そのヒントを少し探ってみたいと思います。


よく、「どのカメラを買ったらいいのですか?」と単刀直入に聞かれる場合がありますが、使う人の情報がなにもない段階でどのカメラがいいかと聞かれても答えようがないものです。

もし、おススメのデジカメをカメラ店の店員さんを含め、他人から教えてもらいたいのであれば、出来るだけ相手が答えやすいように聞くことが大事です

具体的に言うと次のようなことをまず尋ねる相手に伝えます。

・なにを主に撮るのか
・カメラの大きさ、重さを重視するか
・シンプルな機能の使いやすさを重視するか
・予算の上限

上記の内容を含めた伝え方の例としてはこんな感じに、
「小さい子供がいるので子ども写真を撮りたいのとたまにお花の写真も撮りたい。持ち運びに便利なようにできるだけ軽いカメラが希望。ビギナーでもすぐに撮れる機能がついていたら嬉しい。予算は5万円くらい」

これくらい自分の希望をまとめておくと、カメラを勧める側も具体的な機種をイメージしやすくなります。

この自分の希望を具体にしておくことは、他人に聞かずに自分でカメラを選ぶ場合にも必要なことです。

なにを撮り、どのくらいの大きさのカメラにするか、どのような機能がついているカメラでいくらくらいのものか、最低限これらのアウトラインがないと選ぶ基準が見えてこないからです。

これらに加えて、メーカーの選択、コンデジかデジイチの選択も決められればさらに選択肢は狭まります。

選択肢をいろんな角度で決めていき、最終的に数台の機種まで絞り込みます。

そこまで選んだう上で最後にどちらにするか迷うことも多いかもしれません。そんなときは、直感で気に行ったものを選んでもいいと思います。

なぜなら、どんなに機能などが充実していてもどこか気に入らない物は長く使わないからです。最初になんとなくこっちがいい、という直感は自分の好みのものを選んでいることが多いので、最後のどちらかで迷ったときには直感に従ってみてもいいでしょう。

そして、もうひとつカメラ選びで大事なポイントは、買う前に一度は実物を手に取ってみることです

カタログやウェブサイトの写真だけでは、やはりわからないことはたくさんあります。実際そのカメラを持ってみて自分に合うかどうかを確かめることは大事です。

最初はいいと思っていても、実際持ってみたら違っていたということはカメラに限らず多いもの。触って選ぶ自分の好みも取り入れてください。

デジカメのラインナップはとても充実しています。撮る対象、カメラの使う環境、ユーザーのレベル、それぞれに合ったカメラが選べる時代です。上手に自分に合う一台を探したいですね。