2月12日までパシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合イベント、CP+(シーピープラス)の会場にてひときわ注目を集めていた新機種がフジフイルムが発表したデジタルカメラ、FinePix X100。
一般公開はこのイベントが初めてとあってかデモ機に直接触れるのにフジフイルムのブースには長蛇の列をなしていました。このイベントでは各社新製品を発表しているのですが、列の最後尾の人がたどり着くまでゆうに一時間は待つほどの人気ぶり。
このFinePix X100を紹介しつつ、なぜこのカメラに注目が集まるのかについて独自に考えてみました。
一般公開はこのイベントが初めてとあってかデモ機に直接触れるのにフジフイルムのブースには長蛇の列をなしていました。このイベントでは各社新製品を発表しているのですが、列の最後尾の人がたどり着くまでゆうに一時間は待つほどの人気ぶり。
このFinePix X100を紹介しつつ、なぜこのカメラに注目が集まるのかについて独自に考えてみました。
まずFinePix X100を一目見た印象は、懐かしさが漂うカメラだということ。メカニカルなボディでクラシカルなその風貌はレンジファインダー式のライカなどを彷彿させる外観。シニア世代には昔を思い出させるカメラスタイルであり、若い世代にはデジカメなのにレトロ感が漂うところが逆に目新しく注目を浴びているのかもしれません。
カメラボディ上部にある操作ボタン類はすべてダイヤルボタン式。これまでのデジカメでは液晶表示されているものが多く、カメラを起動させないと設定ができない機種が多いのに対して、X100はダイヤルひとつで設定が行えるマニュアル式。カメラの機能がわかっていれば取扱説明書を読まなくても撮影設定が行えます。
シャッター部分にはワイヤー式のレリーズシャッターをつけられるネジ穴もあり、かつて銀塩カメラでの撮影で使っていたアクセサリーも使えます。細かい部分ですが、気が利いた作りの部分。
X100の機能面で目を引くのは、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えられるハイブリットファインダーを搭載している点。
ファインダー方式が二通りあると便利な点は、ピント確認やホワイトバランスなど直接写り具合を見ながら撮影するときには電子ビューファインダーで確認できます。しかし、電子ビューファインダーでは動く被写体をとらえたときのタイムラグなどか生じることがあり、そのような時には光学ファインダーを通して被写体をとらえるという使い分けができるところ。
見た目はクラシカルなカメラであってもデジタルの恩恵はしっかり取り入れた機能のひとつがこのハイブリットファインダーと言えます。
X100のレンズは、フジノン単焦点レンズ23ミリ。これは35ミリフィルム換算にして約35ミリの焦点距離レンズ。デジカメビギナーの方には広角レンズのように広い範囲が入るわけでもなく、望遠でもない35ミリがなぜついているかと思われるかもしれません。この35ミリというレンズは、人間の視野角よりやや広くスナップ撮影によく使われるレンズ画角。速効性に向いたレンジファインダー式カメラに35ミリサイズのレンズの組み合わせとは、まさにスナップ撮影を主に目的にしたカメラと言えます。
スペック面で見ると特に際立った機能はなく、最低限のカメラ機能を使い、ユーザーがカメラの機能を駆使して一枚の作品を作り上げていく、かつての銀塩カメラを使った写真撮影スタイルをそのままデジタルカメラとしても行えることを目的に作ったカメラなのかなとも感じます。
シーズンごとに最新のデザイン、機能を持つデジタルカメラが出てくる時代にひょっこり昔ながらのスタイルを持つカメラの登場。このカメラを一目見ようと列ができていたのは、レトロタイプのカメラを持つスタイルに惹かれる若い層やアナログカメラにより近いデザインや機能を持つデジカメで撮影を楽しみたいというユーザーは案外多いということなのかもしれません
・フジフイルム FinePix X100公式サイト
【FinePix X100の価格比較を楽天で見る】
FUJIFILM デジタルカメラ FinePix X100 F FX-X100 1230万画素 APS-CサイズCMOS フジノン23mm F2レンズ ハイブリッドビューファインダー 2.8型液晶
クチコミを見る
カメラボディ上部にある操作ボタン類はすべてダイヤルボタン式。これまでのデジカメでは液晶表示されているものが多く、カメラを起動させないと設定ができない機種が多いのに対して、X100はダイヤルひとつで設定が行えるマニュアル式。カメラの機能がわかっていれば取扱説明書を読まなくても撮影設定が行えます。
シャッター部分にはワイヤー式のレリーズシャッターをつけられるネジ穴もあり、かつて銀塩カメラでの撮影で使っていたアクセサリーも使えます。細かい部分ですが、気が利いた作りの部分。
X100の機能面で目を引くのは、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えられるハイブリットファインダーを搭載している点。
ファインダー方式が二通りあると便利な点は、ピント確認やホワイトバランスなど直接写り具合を見ながら撮影するときには電子ビューファインダーで確認できます。しかし、電子ビューファインダーでは動く被写体をとらえたときのタイムラグなどか生じることがあり、そのような時には光学ファインダーを通して被写体をとらえるという使い分けができるところ。
見た目はクラシカルなカメラであってもデジタルの恩恵はしっかり取り入れた機能のひとつがこのハイブリットファインダーと言えます。
X100のレンズは、フジノン単焦点レンズ23ミリ。これは35ミリフィルム換算にして約35ミリの焦点距離レンズ。デジカメビギナーの方には広角レンズのように広い範囲が入るわけでもなく、望遠でもない35ミリがなぜついているかと思われるかもしれません。この35ミリというレンズは、人間の視野角よりやや広くスナップ撮影によく使われるレンズ画角。速効性に向いたレンジファインダー式カメラに35ミリサイズのレンズの組み合わせとは、まさにスナップ撮影を主に目的にしたカメラと言えます。
スペック面で見ると特に際立った機能はなく、最低限のカメラ機能を使い、ユーザーがカメラの機能を駆使して一枚の作品を作り上げていく、かつての銀塩カメラを使った写真撮影スタイルをそのままデジタルカメラとしても行えることを目的に作ったカメラなのかなとも感じます。
シーズンごとに最新のデザイン、機能を持つデジタルカメラが出てくる時代にひょっこり昔ながらのスタイルを持つカメラの登場。このカメラを一目見ようと列ができていたのは、レトロタイプのカメラを持つスタイルに惹かれる若い層やアナログカメラにより近いデザインや機能を持つデジカメで撮影を楽しみたいというユーザーは案外多いということなのかもしれません
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