基礎夏期講習も最終回です。

前回のレンズの絞りに続いて、今回は被写体の動きの写り具合をコントロールする仕組みを解説していきます。

写真を撮ったときに画像全体がブレて写る原因は手ぶれ。シャッターを切るときにカメラが動いてしまい、画面全体がブレて写るわけです。

もうひとつ、ブレて写るものがあります。これは背景はきちんとブレることなく写っているのに、動いている被写体だけがブレて写っているというもの。これは被写体ブレ呼び、手ブレ写真とは異なります。

この被写体ブレは、どのようにして起こるのか少し考えてみましょう。

写真を撮るときには、画像を記録している時間があります。これは一律ではありません。記録時間が長い場合と短い場合があります。

記録時間が長い場合は、記録している時間内に写っている被写体が動くとブレて写るようになります。

例えばこちらの写真をご覧ください。ポールを上から落としている瞬間を撮った写真です。


夏期講習3回

ボールがブレて写っていますね。これが被写体ブレです。これは記録している時間が長く、その間にボールが落ちてくる軌道がこのようなブレとして写るわけです。

では反対に記録する時間が短くなるとどうなるでしょうか。次の写真をご覧ください。


夏期講習3回

こちらの写真はボールが止まって写りました。はっきりボールの縫い目も見えています。

これは記録する時間が短いので上から落ちてくるボールの一瞬を写すことができたわけです。

このように記録する時間に長短によって動く被写体の写りに変化が現れることがわかりました。この記録する時間のことをカメラ用語では、シャッタースピードと呼びます

このシャッタースピードは前回説明したレンズの絞り値によってコントロールできます。

前回のレンズの絞り値の説明を少し思い出してみましょう。レンズの絞り値を開くと光がたくさん入るのでした。その反対に絞りが小さくなると光が少ししか入ってこないという仕組み。

シャッタースピードはこのレンズの絞りと連動します。

レンズの絞りを開くとシャッタースピードは速くなります。反対にレンズの絞りが小さくなるとシャッタースピードは遅くなります。

このレンズの絞りとシャッタースピードの関係性がわかると、被写体ブレとピントの合う幅を自分の好みに合わせてコントロールして撮影ができることになります。

また、この絞りとシャッタースピードの関係性を露出と呼びます。

実際には、絞り値と同様シャッタースピードも数字で表記します。ここであまりたくさんのことを説明するとわかりにくくなるのでここまでにしておきますが、簡単にこの露出のことを理解してもらうと今後の写真撮影にとても役立ちます。

瀬川陣市が実施しているデジカメ講座では、このようにビギナーでもわかりやすく撮影の基礎をお教えしています。いろんなグループや企業からの講座依頼も受け付けていますのでご希望の方はメールでご連絡ください。

今回は、夏期講習として3回にわたり撮影の基礎講座を連載しました。またこのような基礎講座を組みたいと考えています。

では、お付き合いいただきありがとうございました。