ドローン本

ドローン界という専門分野ができつつあり、その世界は一体どうなっているのか、そんなドローンの現状を解説しているのが、『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』 高城剛著。

本書は、ドローン界はどのような状態になっていて日本におけるドローン分野はどのような方向性で広がりを見せていくのか、まだドローンというものがクリアに確立していないだけにポジショニングを知りたいというひとは多いはず。発展途上であるドローンの立ち位置を知りたいときには参考になる一冊。

著者は高城剛。かつてのハイパーメディアクリエイターという肩書でも有名になった著者は、すでにドローンにつぎ込んだ総額は1000万円は超えていると本書に記している。ドローンの創成期から着手している彼の目から見たドローン界を書いている。

いまドローンメーカーの中心は、アメリカと中国がリードする。日本は完全に立ち遅れていてこれから国産ドローンが育つかどうかという点などドローンの未来についても言及している。

本書はいわゆるドローンの操縦方法などのテクニカルな部分についてのハウツーについては一切触れてない。